こんにちは、きゃぷてんです。
サラリーマンと言うと、ネット上では雇われとか自由が無いとかネガティブな情報ばっかりありますが、僕としては「サラリーマン=その分野のプロフェッショナル」と言う印象で、恥ずべきものではなく、むしろ誇らしく思っていいと感じています。
しかしながら、自分の仕事に誇りが持てない、故にやる気が出ないと言った具合に、仕事がうまく行かず私生活にも影響が出ている同僚を目にしますので、僕の同僚と同じように「モヤモヤした気持ちのまま」サラリーマンを惰性で続けている人も多いと思います。
また、電車に乗っていると心に余裕が無いのか、喧嘩腰であったり、すぐに舌打ちをするようなサラリーマンをよく目にします。(つい最近、舌打ちされました、笑)
心に余裕が無い原因の多くは「お金が無い」か「仕事・生活がうまくいっていない」です。
そこで今回は、僕が尊敬しているプロフェッショナルの1人「クリスティアーノロナウド(サッカー選手)」の名言から、プロフェッショナルとは何かを学び、あなたの仕事がうまく行くようモチベーションを上げていこうではありませんか。
モチベーションが上がれば結果が付いてきますし、それに応じて昇格も見込めますので。
<目次>お好きなところからどうぞ
クリスティアーノロナウドをざっくりと紹介
- 生年月日:1985年2月5日
- 国籍:ポルトガル
- 職業:サッカー選手
- 所属:ポルトガル代表、2002-2003|スポルティングCP(ポルトガル)、2003-2009|マンチェスターU(イングランド)、2009-|レアルマドリード(スペイン)
- 受賞:バロンドール(世界最優秀選手賞)4回|2008、2013、2014、2016
クリスティアーノロナウドのちょっといい話
イベントで来日したクリスティアーノロナウドに質問ができる機会がありました。
その際、とあるサッカー少年がポルトガル語でクリスティアーノロナウドに質問を行ったところ、メディア席からはクスクスと笑い声が聞こえてきたため、クリスティアーノロナウドは「どうして笑うんだ、彼は立派なポルトガル語を話している」と記者たちを注意したことがあります。
頑張っている少年を笑う大人たちのことを許せなかったのだと思いますが、僕が少年の立場だった場合、会場から笑い声が聞こえた時に「ひと笑いとった」と満足したかもしれません(笑)
僕の感覚はさておき、この一件がクリスティアーノロナウドの優れた人間性が広く認知されるエピソードとなりました。
さてさて、クリスティアーノロナウドことをざっくりと理解したところで、彼の名言からプロフェッショナル論を学んで行きましょう。
クリスティアーノロナウドの名言
この背番号に恥じないプレーをしてみせる。
この背番号に恥じないプレーをしてみせる。
スポルティングからマンチェスターUに移籍した際に発した言葉です。
マンチェスターUでは、代々背番号7はチームを代表する選手が付けるという習慣があり、振り返れば、ジョージ・ベスト、エリック・カントナ、デイヴィッド・ベッカムといったサッカー界のレジェンドたちが背負ってきた番号です。
歴史と伝統という計り知れないプレッシャーのなか、クリスティアーノロナウドは上記の言葉を発しました。
この言葉から学べることは「与えられた使命の理解」です。
仕事をしていると「自分は歯車の1つ」とか「自分は何のために仕事をしているのかわからない」といった言葉をよく聞きますが、そのような感想を持ってしまう原因の多くは、自分の役割であったり使命を”深いレベルで”理解していないからです。
なぜ自分の仕事が必要なのか、どうして今の作業をやっているのか、表面的なことは理解していたとしても、その仕事が生まれた過程や歴史まで考えている人は多くありません。
すると、前述のように「自分はだたの歯車」といったネガティブなイメージを持ってしまうわけです。たとえ歯車の1つであっても、その歯車がなければ組織が機能することはありません。
ミニ四駆をイメージするとわかりやすいのですが、駆動部のエネルギーをタイヤに伝えるためには複数の歯車を利用し、その1つでもかけてしまったらミニ四駆は走ることができませんよね。
また、ミニ四駆の歯車の配置は、効率よくエネルギーをタイヤに伝えるために設計された歴史があります。それぞれの歯車の仕事は「エネルギーを次の歯車に伝えるだけ」ですが、歴史を紐解けば、なぜその歯車が必要なのかがわかってきます。
自分の仕事にモチベーションを見出せない場合、ミニ四駆の歯車で言えば「エネルギーを次の歯車に伝えるだけ」としか認識していないことが多いです。しかしながら自分の仕事が生まれた背景を学ぶと、自分の存在意義や使命が見えてくるので、モチベーションをあげることができます。
小さな積み重ねを成長って呼ぶんだ。
僕は盗めるものは何でも盗んでやろうと一生懸命練習した。
そういう小さな積み重ねを成長って呼ぶんだ。
こちらも、スポルティングからマンチェスターUに移籍した際に発した言葉です。
マンチェスターUは世界的なビッグクラブで、所属する選手は1流選手ばかりです。当時のクリスティアーノロナウドからすると、学ぶべきお手本がいっぱいいるという感想でしょう。
この言葉から学べることは「長期的な視点をもつ」ということです。
人間は本能的に怠けることが好きです。その本能があったからこそ、もっと楽をしたいと願い今日の科学技術の進歩があったことは否定できません。
この「怠けることが好き」というのが厄介で、長期的な視点を持ちにくくなるといったデメリットがあります。つまり「結果を早く求めてしまう」ということですね。
研究者や起業家といった人種であれば「結果が出るまでには時間がかかる」といった認識は常識ですが、我々一般人からすると、やっぱり結果は早く出てほしいものです。
資格の勉強を始めたらすぐに合格する、資格取得を機にプロジェクトリーダーに任命される、新プロジェクトが成功する、といった具合に最短経路を望んでしまいますが、現実は甘くありません。
すると、目に見える結果がなかなか出ないのでモチベーションも下がってしまいます。
しかしながら、上記の名言の通り「小さな積み重ねが成長である」と認識できれば、自分の変化を感じてやる気が出てくるわけです。
例えば、ダイエットのモチベーション維持の方法としてレコーディング(毎日体重を記録する)というテクニックがあります。
1日数百グラムの減量では見た目の変化はありませんが、レコーディングにより自分の変化を目に見える結果として残すことで、成長を感じモチベーション維持に繋げています。
このテクニックを仕事に応用する場合は「1言でもいいから日記を書く」と、自分の変化を感じることができるので、モチベーションを保つことができます。
フェイントを繰り返したらゴール前には誰もいなかった。
1回、2回、3回とフェイントを繰り返したらゴール前には誰もいなかった。
こちらは、スポルティングでのプロデビュー戦後のコメントです。
クリスティアーノロナウドのポジションはFWまたはMFであり、試合では相手ゴールの近くでプレーしています。そのため、彼はゴールを決めることを最終的な目的としてプレーし、プロデビュー戦後に上記の言葉を発しました。
この言葉から学べることは「目の前の仕事に全力を出すと結果に繋がる」ということです。
試合中では、相手チームの選手と幾度となく勝負する場面があり、その一戦一戦に全力を出していたらゴールに繋がったと言う趣旨での発言であると推察できます。
相手選手をフェイントで抜き去ること自体は得点になりませんが、それらが積み重なった時にゴールを決めるチャンスを掴むことができます。
仕事では、一見自分の評価に繋がらなそうなことをしなければならないことがありますよね。
特に、目に見える結果が残らないものであればなおさらやる気は出ません。しかしならが、与えられた業務を求められているクオリティ以上に全うすると、上司に貸しを作ることができます。
この”貸し”は非常に重要です。
心理学では「返報性の原理」というものがあり、簡単に説明すると「貰ったものと同等のお返しをしたくなる」という心理状態のことです。
上司への貸しを積み重ねていくことで、そのお返しがいつか必ずきます。
お返しが、昇格なのか、リーダーへの抜擢なのかはわかりませんが、必ずあなたの元に目に見える形で帰ってきます。
今やっている業務にやる気が出ないのであれば、”見返りのために”と割り切ってしまえばモチベーションの維持もできますよね。
ただ、2つ目の名言で学んだ”長期的な視点”を忘れてしまうと、上司への貸しを積み重ねることはできませんので、注意してくださいね。
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